目を離した一瞬に、わが子が見るに堪えない姿で亡くなってしまうことなど、信じられるだろうか。カンボジアでは、母親が目を離した隙にワニに食べられて子供が亡くなる事件が起きた。

 海外ニュースサイト『THE SUN』と『Daily Mail』は7月1日カンボジアに住む2歳の女の子、ロム・ロース・ネアリーちゃんが、母親が目を離した瞬間、自宅農園の中にあるワニの養殖場に転落。ロムちゃんは、生きたままワニに食べられて死亡したと報じた。

 記事によると、母親が生まれたばかりの赤ちゃんに気を取られて目を離した隙に、ロムちゃんは自宅裏にあるワニ養殖場付近に一人で遊びに行ってしまったとみられている。その後、誤ってワニ養殖場に転落。安全のため、養殖場に約10フィート(約3メートル)のフェンスを設置した矢先だったが、ロムちゃんの小さな体はフェンスの隙間を通り抜けてしまったとみられている。一家は革製品と食肉用に数十匹の大型のワニを飼育していた。

 父親が午後10時頃に帰宅したが、ロムちゃんが帰ってきていなかったため捜索を開始。父親がワニの養殖場に行ったところ、亡くなっているロムちゃんを発見した。ロムちゃんは皮膚が剥がされ、頭蓋骨だけの姿となっていた。胴体など他の部分は食い尽くされていたという。『Daily Mail』内の動画には父親はフェンスの内側に侵入して、ほとんど骨だけとなったロムちゃんの頭蓋骨を奪還し、母親が頭蓋骨を胸に抱えて泣き崩れている様子が映されている。警察は、今後二度と同じような事故が起きないよう、近隣住民に注意を呼び掛けている。

 このニュースが世界中に広がると、「幼い女の子にこんな悲劇が起きたなんて、本当に胸が痛い」「言葉も出ない。なんて悲劇だ」「母親はもっと注意深く子どもを見ているべきだった」「危険な動物を飼育するなら、もっと頑丈な防護をするべきだった」「親御さんも辛いと思う」「なんてワニの数なんだ。ゾッとしたよ」「残酷すぎて記事を読んで泣いた」など、さまざまな声が寄せられている。

 娘が動物によって殺された事故は他にも報告されている。

 『THE SUN』は6月27日に、米カリフォルニア州に住む21歳の女性、トラジック・ジョーダン・リンジーさんが、家族と休暇中に訪れていたバハマで、3匹のイタチザメに襲われて亡くなったと報じた。

 同記事によると、リンジーさんはバハマのローズアイランドで、名物の豚と一緒に泳げるシュノーケリンツアーに両親と参加していたという。しかし、シュノーケリングを楽しんでいる最中に、両親の目の前でサメに襲われ、その後病院で死亡が確認されたそうだ。リンジーさんの父親、マイケルさんは「動物を愛する女の子だったのに、その愛する動物に命を奪われるなんて皮肉すぎる」と涙を流しながら取材に語っている。

 危険な動物がいる場所では、子供が襲われないように周りの大人がしっかりと監視しなければならない。

記事内の引用について

EATEN ALIVE Girl, 2, eaten by crocodiles after falling into a pit on the family’s farm while mum was busy with newborn
https://www.thesun.co.uk/news/9410753/girl-2-eaten-crocodiles-mother-newborn/

Girl, two, is killed by crocodiles after wandering into their enclosure | Daily Mail Online https://www.dailymail.co.uk/news/article-7200523/Girl-two-killed-crocodiles-wandering-enclosure.html

SAVAGED Student, 21, killed by THREE tiger sharks while snorkelling with iconic wild pigs in the Bahamas in front of her screaming parents
https://www.thesun.co.uk/news/9383639/tourist-killed-sharks-bahamas-jordan-lindsey/

画像はイメージです


(出典 news.nicovideo.jp)


(出典 afpbb.ismcdn.jp)


日本では考えられない恐ろしい事件です。
やはり安全対策の不十分さが一番の問題です。
小さなお嬢さんのご冥福をお祈りします。

<このニュースへのネットの反応>

ワニなんて凶暴な動物を経済動物としている罪と罰だな。悲惨だが、危機コントロールがなってない。


フェンスの隙間を潜り抜けるとか以前に、ワニ養殖場に勝手に子供が行けた事が問題。親が馬鹿なせいで、子供が不幸になる典型。


自動車なんて危険な機械を経済機械としている罪と罰とかいろいろありすぎて地上はソドムだね?危機管理がなってないのはそうだけどさ >凶暴な動物を経済動物としている罪と罰 


家の裏にワニの養殖場があるのか・・・怖い国だ。


日本でも「魔の2歳」といって一番目を離してはいけない時期なのに。新生児の育児疲れもあったのだろうけど。


やっぱりハーネスって必要だな


養殖場のフェンスを付けたのが最近ってのも怖いな。そして、他の類似事件の「名物の豚と一緒に泳げるシュノーケリングツアー」ってのが気になるんだけど


>ワニなんて凶暴な動物を経済動物としている罪と罰 とはいえ、カンボジアだからね。そういう生業をすすんで選んだわけではないかもしれないよ。子供が二人もいて、お仕事選べる状況じゃなかったのかも。まあ危機管理が足りなかった結果と言われればそうなんだろうけどね。


生まれたばかりの子どもがいたら年上の子から目を逸らしてしまうことは多々ある、ていうか絶対ある、ただ発見時に頭蓋骨になってたとか全身の穴という穴から液体出ながら震えるわ


カンボジアの事を日本人の尺度で批判はするべきではないだろう。いろいろと事情もあるだろうし。ただまぁフェンスの種類はもっと選ぶべきだったんだろうな。


いまさら言っても仕方ないけど「危険な動物を飼育するなら、もっと頑丈な防護をするべきだった」 これにつきる


子供だからに限らず大人でもありうる。日常生活になってしまって危機感がどんどん薄まる。数年前、愛知の鉄工所で稼働中の溶鉱炉清掃中におっさんが稼働中の溶鉱炉に落ちて骨だけ綺麗に取り出された。釜の設計上、肉はすべて塵になって釜の外に出されたのでその時溶けてた金属は純粋なままなんでそのまま自動車になった。命綱めんどくさがって外してたんだってよ。


子供は一人で動けるようになったあたりが一番事故に遭う。家でも階段の転落や風呂場の溺れとかいくらでもあるし屋外なら更にリスクが増える。


そんな筆舌尽くしがたい状況でよく動画を撮ったな?


>養殖場に約10フィート(約3メートル)のフェンスを設置した矢先だったが、ロムちゃんの小さな体はフェンスの隙間を通り抜けてしまったとみられている。 どんだけ隙間でかいんだよ フェンスの意味ないわ


引用元見るといいぞ。安全云々コメントするのも阿呆らしい養殖場だから。あと勝手に勘違いしてるヤツいるけど動画撮ってたのは両親じゃない。


なんともいたましい事件ではある。いくら愛しても、しょせん動物は動物。本能のままに喰らい生きるだけの生き物。聞いてるか?


新生児と幼児両方を面倒みてたなら、もっと注意深く、と言っても目が届かない瞬間はあるわな。フェンスの隙間については、確かに幼女がすり抜けるんじゃ意味がねえ。


親を責める意見絶対出るんだな


文末ちょっと変だと思う 猛獣がいようがいまいが保護者が子供から目離したらダメだよね


可哀想な出来事だが人間はその何千倍の生き物を始末している事には間違いない。安全対策が不十分だったのが悔やまれるところ。もちろん私は人間なのでワニを擁護するつもりはないのであしからず。


親をそこまで責めなくてもと思うがな わが子を亡くして悲しんでるのに追い打ちをかけるとかイジメそのもの イジメられる理由があればイジメてもいいって思ってる奴はまだまだ多いって事やな


>ロムちゃんの小さな体はフェンスの隙間を通り抜けてしまったとみられている。 杜撰すぎる・・・。


その悲しみは言うまでもなく計り知れないが、動画を撮っていたというその感性は理解できんよ


子供はすぐに危険に飛び込みます。というか死にに行きます。しっかり見てない親が悪いと正論を言うのは簡単ですが実際に子供を見る側になると本当に大変です。私も2人の子のうち6歳の子の相手をしている5秒の間に、3歳の子が道路に飛び出した上に道の真ん中で転んで肝を冷やしたことがあります


日本だったら業者がネットで袋叩きにあった挙げ句近所からクレームの嵐で仕事ができなくなってついでに逮捕される案件だなあ